刺激があって楽しくても、同じ繰り返しは脳が受け入れないそうです。
ポケモンGOもそのメカニズムに負けている状態?これからのゲームづくりには科学者が必須かも知れません。
▽「飽きる」を脳の科学で探ってみたら防衛本能。
対談者A:ポケモンGO離れという若者の現象が加速しているようですが、それを受けて「飽きるとはどういうことか」というのを科学的に考えているグループがあります。
科学的な脳のメカニズムによると、これは脳の防衛本能だそうです。
対談者B:最初は新鮮な刺激でも、脳に同じ刺激ばかりを与えていると脳が拒絶し始めるというヤツですね。
ネットではこのような現象を「脳の馴化」と呼んでいました。
同じ刺激ばかりを脳に与えると脳は疲弊してしまうのだそうです。
対談者A:そこで、それを避けるために反応しなくなる。
それが「飽きた」という作用や感覚に変わるわけですね。
▽同じ繰り返しを「面白い」と錯覚させられたら?
対談者B:逆に言うと、ポケモンGOの、ある意味での同じ繰り返しを、「飽きた」ではなく、「面白い」と脳に錯覚させることができれば、ポケモンGOからの離脱者はいなくなるわけです。
暴論ですが~。
対談者A:脳が破壊されてしまいそうですね。
しかしそこにゲームづくりの大きなヒントがありそうです。
対談者B:そう。
ポケモンGOの作者にとっては同じ繰り返しには見えていないけれど、人間の脳はそう受け取っている。
ならば脳が飽きない、危険信号を発しないゲーム展開にすればいい。
▽ゲームづくりにも脳科学者の力が必要な時代ですか?まったく新しいコラボレーションですね。
対談者B:ある意味で同じ刺激の繰り返しはストレスに通じてしまうので、それも回避させたい。
中毒症状とかも。
それを可能にできるのは脳科学者でしょうね。
対談者A:さっそく知り合いの科学者に連絡を取ってみましょう。
でもその人はいま、ポケモンGOにハマっている最中ですが(笑い)。